>A8項目に関しては、MLCの370Sのが「3000(D)」で、TLC な筈のS280が「1000(D)」で、平均ブロック消去回数なA7項目が「10(D)」で、A9項目=99%寿命の計算が合ってますので、
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>A8項目:Maximum P/E Cycles
今までNANDの書き換え限度回数について、SLCの10万回以外はあまり根拠が無くて、MLCの書き換え回数限度については、MLC+SMIコンなSSDのA8項目が「3,000」回だったのが、基本でした。
今回のTLC品で「1,000」回の数値は、私は初めて見たので、非常に参考になります。
(TLCの書き換え限度は、300〜500回の意見が多かった為。)
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但し、KingDian S280 は「SM2258+2D TLC」品なので、恐らくLDPCエラー訂正が前提での回数と考えられます。
実際、Micronの3D NANDの仕様書を見ても、3D TLCの書き換え限度は、LDPCエラー訂正が前提で「1,500」回になってますので、それとの辻褄も結構合ってる感じですし。
P.S
尤も、例えばPhisonのS8コンやS11コンの場合、寿命計算がリファレンスなFirmですら「総書込み量&TBW演算方式」になってしまってるので、今後はあまり役立たない知識かも、ですが。
恐らく(特に)TLC品については、昨今は使い捨て前提になってきてるので、残り寿命が1%(or 0%)になった時点で、Readオンリー化する方が、JEDECのコンシューマ用SSDの規定(無通電状態でData一年間保持)を、守りやすいからなのでしょう。
P.S2
日本語より英語の方が、A8項目の説明はし易そうですね。
平均消去回数等は" Counts" を使って、消去上限値は "Cycles" を使えば区別が一目瞭然ですので。(^_^;ナヤミガナク?テ、チョットウラヤマ