CrystalMark Retroについて
CrystalMark Retroは、Windows 95およびWindows NT 3.51以降で動作する総合ベンチマークソフトです。
32bit (x86)、64bit(x64/ARM64)、メニーコア、多言語(48言語以上)に対応し、CPU、ディスク、2Dグラフィックス(GDI)、3Dグラフィックス(OpenGL)の性能を1クリックで測定できます。また、ベンチマーク結果を CrystalMarkDB に登録することで、過去実績の一元管理(要アカウント:無償)や世界中のユーザーが登録したデータとの比較が可能です。
- OpenGLベンチマークはCrystalMark 2004に引き続き koinec 氏に制作していただきました。
- CrystalMarkDB は ジーズアカデミー 同期の ケインコスゲ 氏に制作していただきました。
- ベンチマークコードの多くは、CrystalMark 2004をベースにブラッシュアップしたものとなります。
ダウンロード
通常版

Aoi Edition

使い方
ベンチマーク
「All」ボタンをクリックするとCPU、ディスク、2D、3Dのベンチマークを順番に実行します。
「CPU」、「ディスク」、「2D」、「3D」ボタンをクリックすると個別にベンチマークを実行することができます。
CrystalMarkDBへの投稿
「送信」ボタンをクリックするとWebブラウザ経由で CrystalMarkDB への登録画面に遷移します。
「QR」ボタンをクリックすると CrystalMarkDB へのデータ登録用QRコードを表示します。スマホやタブレットのカメラで読み取ってください。直接インターネットにつながっていないレトロPCのベンチマーク結果を登録する際にご使用ください。
※レトロ環境では、QRコード生成に数分以上かかる場合があります。
X(Twitter)への投稿
「X」ボタンをクリックするとWebブラウザ経由でXへの投稿画面に遷移します。手動となりますが、ぜひスクリーンショットを添付してください。
スコア(Ver.2)
All | 以下の比率で算出した相乗平均 CPU 40%(シングル 20%、マルチ 20%)、ディスク 20%(各5%)、2D 20%(各5%)、3D 20%(ワイヤーフレーム 5%、ポリゴン 15%) |
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CPU | AMD Ryzen Threadripper PRO 5995WXのシングルスコアが10,000となるよう調整 |
Disk | MB/sの10倍 ※Windowsがインストールされているドライブ(通常Cドライブ)が対象。テストファイルは1GiB(9x/NT版は32MiB)です。 |
2D (GDI) | AMD Ryzen Threadripper PRO 5995WX + GeForce RTX 3070の環境で各スコアが10,000となるよう調整 |
3D (OpenGL) | タイトル、ブレイク:100 – 1フレーム描画にかかった時間(秒、1秒未満切り捨て)※スコア対象外 ワイヤーフレーム、ポリゴン:描画したポリゴン数を再生時間で割った値の1/10 |
【参考】スコア(Ver.1)
All | 以下の比率で算出した相乗平均 CPU 40%(シングル 20%、マルチ 20%)、Disk 20%(各5%)、2D 20%(各5%)、3D 20%(シーン1 5%、シーン2 15%) |
---|---|
CPU | AMD Ryzen Threadripper PRO 5995WXのシングルスコアが10,000となるよう調整 |
Disk | MB/sの10倍 ※Windowsがインストールされているドライブ(通常Cドライブ)が対象。テストファイルは1GiBです。 |
2D (GDI) | AMD Ryzen Threadripper PRO 5995WX + GeForce RTX 3070の環境で各スコアが10,000となるよう調整 |
3D (OpenGL) | 描画したポリゴン数を再生時間で割った値の1/10 |
動作環境
OS | Windows 95*/98/Me Windows NT 3.51**/4.0 Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11 Windows Server 2003/2008/2012/2016/2019/2022/2025 |
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対応アーキテクチャ | x86/x64/ARM64 |
- *Windows 95 における動作は不安定でベンチマーク中にクラッシュすることがあります。クラッシュした場合は、Windowsを再起動してから再実行してください。
- **Windows NT 3.51で実行するためにはパッチの適用が必要です。
- FPU非搭載CPUでは、ベンチマーク完了まで数十分~数時間かかる場合があります。
- インストーラーはWindows Vista/Server 2008以降に対応しています。
- Server Core には対応しておりません。
スクリーンショット






リリースノート
Ver. 2
hiyohiyo
CrystalMark Retro Ver. 2の開発はVer. 1.0.0 リリースの翌日にユーザーさまから「XP以降対応ってなめてんの?98対応しろ」とコメントを頂いたことからはじまりました。確かに・・・。
コメントを踏まえ急遽以下のアンケートを実施しました。
アンケート結果は3割以上の方がレトロPCで参戦してくださるという結果に!
真のレトロベンチマークを名乗るためにはWindows 95/NT 4.0対応が必要と判断し、即日開発を決意したのですがその道のりは想像を遥かに超えるものでした。本当に丸1年かかりましたからね・・・。
Roy Tam 氏をはじめ、多くのユーザーさまから技術的アドバイスをいただき、IE4依存解消、i386対応、Windows NT 3.51対応(要 Roy Tam 氏に作成いただいたパッチ適用)など絶対に自分の力だけでは乗り切ることのできない壁を乗り越えることができました。また、レトロ環境でのテストに快く協力してくださった皆様本当に本当にありがとうございました。
OpenGLベンチマークを更にブラッシュアップしてくださった koinec 氏、CrystalMarkDB を開発してくれた ケインコスゲ 氏(ジーズアカデミー 同期)に心から感謝しています。
世界中のレトロPC愛好家に末永く使っていただけることを願っています。
2025 年 3 月 31 日 – hiyohiyo
Ver. 1(短文版)⇒ 全文
CrystalMark 2004のリリースからちょうど20年後の2024年3月31日にCrystalMark Retroをリリースしました。
hiyohiyo(OpenGLベンチマーク以外全て担当)
CrystalMark 2004の内部バージョンは「0.9」ということで、ずっと1.0を出したいと思い続けていたのですが、ついに実現することが出来ました。当初思い描いていた1.0の姿とは大きく異なりますがとても嬉しく思っています。この日を迎えることが出来たのは、応援し続けてくださった世界中のユーザーのおかげです。
CrystalMark Retroは、10年、20年、30年と世界中のユーザーに使っていただけることを願っています。
2024 年 3 月 31 日 – hiyohiyo
koinec (OpenGLベンチマーク担当)
GPU や 3D グラフィックスの進化は凄まじく、残念ながら息を飲む最新3Dベンチに日曜プログラマは戦えませんが、下手をすれば数年前のハードでも切り捨てられます。
一方、CrystalMark Retro はその名のとおり 20 年前の内蔵ビデオカードから最新 GPUまでを平等に測定できることを大切にしました。今日の GPU の進化を、そして 20 年後、2024 年のハードは遅かったよなぁ~と感じていただけるモノになっていればなによりです。
大安じゃないけど 2024 年 3 月 22 日 – koinec